2018-01-03 : 更新
2007-02-18 : 更新
2006-10-14 : 作成
技術的観点から項目分けされているIPCとは異なり、複数の観点(発明の目的、用途、材料、制御、制御量など)から細分類した特許分類。特許の実態審査における先行技術調査を効率的に行うためにFタームが開発された。FIと同様、日本固有の分類。
FIはIPCを細分化したものであるが基本的には技術的観点(下記では観点1)で細分化したものである。しかしFタームは技術的観点だけではなく、技術以外の観点(下記では観点2や観点3)でも細分化されている。

Fタームは下記のようなテーブル形式となっている。

5H301をテーマコード、AAを観点、AAの後ろの01や02を数字と呼び、5H301AA01でFタームとなる。
5H301だけでは「移動体の位置・進路・高度または姿勢の制御」、5H301AAになると「移動体の位置・進路・高度または姿勢の制御」の中でも「移動体の稼働空間・領域・経路」となる。さらに5H301AA02になると「屋内を稼働空間・領域・経路とする移動体の位置・進路・高度または姿勢の制御」となる。
- Fタームを調べたい
- J-PlatPat パテントマップガイダンス
- Fタームの定義を確認したい、技術用語やキーワードからFタームを調べたい場合はパテントマップガイダンスが役立ちます。
- 特許検索ガイドブック
- 特許審査官のサーチノウハウを解説したガイドブックで、特許分類やキーワードを体系的にまとめている。
- J-PlatPat パテントマップガイダンス
- 関連サイト
- 日本の特許分類(FI・Fターム)について
- FI改正情報、テーマ改廃情報、IoT関連技術の特許分類等に関する情報
- 特許情報プラットフォームJ-PlatPat FAQ(よくある質問と回答) (Fタームでキーワード検索すると以下のようなFAQが表示される)
- Q. 「IPC」、「FI」、「Fターム」の違いは何ですか。
- Q. FIに対応するFタームを知る方法はありますか。
- 日本の特許分類(FI・Fターム)について