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更新日 : 2007-03-26

 

良いパテントマップを作成するためには、まず始めに目的や分析の背景を明確にすることが重要です。目的や背景によって必要となるパテントマップの種類や掛かる工数・費用も変化します。ここでは効果的なパテントマップを作成するための基本的な流れについて解説しています。

 

パテントマップ作成の流れ

 

パテントマップ作成の流れについて、以下の表に5ステップに分けてまとめました。

 

Step1〜Step2までは調査設計・分析設計の段階です。Step3から実際に特許検索・特許調査・特許分析に入ります。Step3やStep4まで進んだ段階であったも、モレや抜けがあった場合はStep2まで遡って、再度特許検索・特許調査・特許分析を行うことが望ましいです。

 

Step ステップにおける作業内容
Step1:目的・背景の明確化 ■分析の目的
技術動向、特定企業動向・・・
■アウトプットの明確化
数表・データ、グラフ化・・・
■報告対象
技術者、経営者、外部・・・
■報告時期
1週間後、1ヶ月後、半年後
Step2:調査設計と分析項目の設定 ■調査設計・検索式作成
国・期間・特許分類・キーワード
■特許データ取り寄せ
csvデータ、公報データ
■分析項目の設定
用途、課題、手段・方法・・・
分析項目の定義
■担当者
内製、外注
Step3:特許調査と分析用特許DBの構築 ■特許調査
公報を読む調査、読まない調査
内製、外注
■分析項目への展開
ノイズの定義
分析項目の定義
■データベース構築
リストの整理
Step4:特許分析とパテントマップ作成 ■特許分析の視点
マクロ的視点、ミクロ的視点
量的視点、時間的視点・・・
■マップの作成
マップ作成ソフト、MS Excel
データ分析(ピボットテーブル)
グラフ種類の選択
Step5:パテントマップの分析とレポート作成 ■パテントマップの分析
マップからメッセージを読み取る
追加マップ作成の検討
■レポートの作成
ストーリー・流れを作る
レポート記載事項
レポート作成ツール(MS Word・・・)
■課題・問題点の洗い出し
詳細分析対象の絞込み
継続監視の有無

 

Step5で最も重要なのは「課題・問題点の洗い出し」です。何らかの目的(技術動向や特定企業動向の把握など)を持って特許分析・パテントマップ作成を行って、目的が達成できれば問題はありませんが、通常何かしらの課題や問題点が残ります。今回の特許分析・パテントマップ作成では、何が課題・問題点として残ったかを議論し、必要に応じて、継続的にウォッチングしていくか検討します。