e-patent > コラム > 身近な特許・意匠 > トステムのCAZAS(カザス)&CAKUS(カクス) (1:CAZAS)

作成 : 2008.08.31

 

現在テレビCMで放映されているトステム
 

 

特にCAKUS(カクス)の方が、どんな技術になっているのか気になりました。

 

今回は2回に分けて、CAZAS(カザス)とCAKUS(カクス)の特許について紹介します。まず1回目はICカードキーのCAZASです。

 

まずは今回のカードキーシステム「CAZAS」に関連する特許分類を調べるために、かんたん特許検索を使います。

 

キーワード「カードキー」を入力して、検索すると220件ヒットしました(2008年8月31日現在)。

 

続いてIPCランキングボタンを押すと、ヒットした220件に付与されているIPCのランキング表が出てきます。すると、IPCランキングトップに
 

  • E05B49/00   電気符号錠;その回路

 

が表示されます。電気符号錠ということで、カードキーシステムCAZASに一致しそうなIPCが見つかりました。

 

次に特許電子図書館・公報テキスト検索で、以下のような検索を行ってみました。
 

  • 公報種別:特許公報 (公告、特許)
  • 出願人/権利者:トステム
  • IPC:E05B49/00

 

すると以下の3件がヒットします。
 

  1. 特許4093788 戸締まり確認システム及びID等設定方法
  2. 特許4092114 施解錠制御装置、該施解錠制御装置における通信制御装置及び建具
  3. 特許4024558 施解錠制御装置、該施解錠制御装置における通信制御装置及び建具

 

実はこの3件、いずれもトヨタ自動車と東海理化電機製作所との共願案件です。

 

自動車会社が住宅のカードキーシステム?と思いますが、トヨタ自動車はトヨタホームを保有していますし、東海理化は非自動車分野で住宅設備機器を手がけています。

 

さらに自動車ではキーレスエントリーシステムが一般化しています。このキーレスエントリーの技術を住宅用に転用したと考えることもできます。

 

以下、3件の特許について見ていきます。

 

Cazas_4024558【発明の名称】施解錠制御装置、該施解錠制御装置における通信制御装置及び建具
【出願番号】特願2002-56149
【出願日】平成14年3月1日
【公開番号】特開2003-253937
【公開日】平成15年9月10日
【審査請求日】平成16年9月24日
【特許番号】特許第4024558号
【登録日】平成19年10月12日
【発行日】平成19年12月19日
【特許権者】東海理化電機製作所, トヨタ自動車, トステム
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の無線信号を送信する携帯機と、その携帯機との相互通信に基づいて錠の施解錠を制御する通信制御装置とを備え、
前記通信制御装置は、前記無線信号の送信を要求するリクエスト信号を周辺の所定領域に出力するリクエスト信号出力手段と、前記リクエスト信号に応答して送信された前記携帯機からの無線信号を受信したときに錠を解錠状態とし、該無線信号を受信できないときに前記錠を施錠状態とする錠制御手段とを有する施解錠制御装置において、
前記通信制御装置が前記無線信号を受信している状態では、同無線信号を受信していない状態よりも広い領域で前記携帯機と前記通信制御装置との相互通信を可能とするようにしたことを特徴とする施解錠制御装置。

Cazas_4092114【発明の名称】施解錠制御装置、該施解錠制御装置における通信制御装置及び建具
【出願番号】特願2002-56150
【出願日】平成14年3月1日
【公開番号】特開2003-253938
【公開日】平成15年9月10日
【審査請求日】平成16年9月24日
【特許番号】特許第4092114号
【登録日】平成20年3月7日
【発行日】平成20年5月28日
【特許権者】東海理化電機製作所, トヨタ自動車, トステム
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の無線信号を送信する携帯機と、その携帯機との相互通信に基づいて錠の施解錠を制御する通信制御装置とを備える施解錠制御装置であって、
前記通信制御装置は、前記無線信号の送信を要求するリクエスト信号を周辺の所定領域に間欠的に出力させるとともに、前記無線信号の非受信状態にあるときには、第1間欠周期でリクエスト信号を出力させ、前記無線信号の非受信状態から受信状態に変化したときには、リクエスト信号が到達している領域内における携帯機の有無を判定する期間である所定の期間に亘って、第1間欠周期よりも短く設定された第2間欠周期で同リクエスト信号を出力させ、その後、第1間欠周期でのリクエスト信号の出力に戻し、さらに、前記無線信号の受信状態から非受信状態に変化したときには、前記所定の期間に亘って、第2間欠周期で同リクエスト信号を出力させ、その後、第1間欠周期でのリクエスト信号の出力に戻し、その第2間欠周期で出力されたリクエスト信号に応答して送信された前記携帯機からの無線信号を受信したときに錠を解錠させ、該無線信号を受信できないときに前記錠を施錠させる錠制御手段を備えることを特徴とする施解錠制御装置。

Cazas_4093788【発明の名称】戸締まり確認システム及びID等設定方法
【出願番号】特願2002-111803
【出願日】平成14年4月15日
【公開番号】特開2003-307062
【公開日】平成15年10月31日
【審査請求日】平成17年3月8日
【特許番号】特許第4093788号
【登録日】平成20年3月14日
【発行日】平成20年6月4日
【特許権者】東海理化電機製作所, トヨタ自動車, トステム
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サッシ等に設置されて、施錠、解錠信号を送信する複数の子機と、複数の子機からの施錠、解錠信号を受信して、各子機に対応するサッシ等の施錠、解錠状態を表示する親機とを備えた戸締まり確認システムにおいて、
各子機のアドレスと親機のIDを相互に設定する登録モードに親機を設定し、子機のいずれかから親機に対し当該子機の登録操作を示す信号と施錠又は解錠信号が規定の時間内に順に送信された場合に、当該子機に対して親機から親機のID及び当該子機に割り当てるアドレスを表す信号を送信し、当該子機にアドレスと親機のIDを設定する設定手段を備えた
ことを特徴とする戸締まり確認システム。

 

 

特許4024558および特許4092114 はCAZAS関連特許ですが、特許4093788はちょっとCAZASとは違うようです。これから出てくる新製品かもしれません。

 

次回はCAKUS関連特許について調べてみたいと思います。