e-patent > コラム > 身近な特許・意匠 > カニ取り用機械「カニトリーナ」

作成 : 2008.07.20

 

昨日、久々に東急ハンズ(新宿)に行きました。

 

そこで発見したものは・・・カニ取り用機械「カニトリーナ」でした。

 

東急ハンズは面白い品物があるので、歩いて見ていて飽きません。この「カニトリーナ」には特許登録番号が書かれていましたので、どんな特許なのか気になりまして調べてみました。

 

「カニトリーナ」に書かれていた特許登録番号は特許3809639。

 

特許電子図書館特許・実用新案公報DBに入力すると、以下のような特許でした。

 

【発明の名称】カニ捕り具
【出願番号】特願2000-108742
【出願日】平成12年3月6日
【公開番号】特開2001-245554
【公開日】平成13年9月11日
【審査請求日】平成16年8月9日
【特許番号】特許第3809639号
【登録日】平成18年6月2日
【発行日】平成18年8月16日
【国際特許分類】A01K  79/00  (2006.01)
【FI】A01K 79/00        Z
【特許権者】生田康英
【発明者】生田康英
【特許請求の範囲】
【請求項1】
L字形挟持片(1)を左右平行に、かつ一端を連結して本体を形成し、この連結側にはリール(2)を設け、他方先端側には各挟持片(1)に適宜水抜け穴(3)を穿設し、かつ各挟持片(1)内側周縁には複数の突起体(4)を形成し、さらに各挟持片(1)間に、その屈曲部位において糸通し環(5)を、支持紐(6)を介して架設してなるカニ捕り具。
3809639

 

この道具の使い方ですが、
 

【0006】
本発明を使用するときは、以下のようにしてカニを捕る。
リール(2)に釣り糸(7)を巻き付け、糸通し環(5)に通した釣り糸(7)の先端に釣り針(9)と錘(8)を設け餌(10)を取り付ける。そしてリール(2)で釣り糸(7)の長さを調節し、岩の割れ目、或いは石と石の間に餌(10)を落とし込む。すると岩や石の間に隠れていたカニが出て来て餌(10)を挟み込む。カニが餌(10)をしっかりと挟み込んだのを目で確認してからゆっくりとリール(2)を巻き上げる、と同時に挟持片(1)の先端側を水面下に入れて行く。なおもリール(2)を巻き上げ、カニが左右の挟持片(1)間に入ったのを確認してから素早く挟み捕る。
このとき、各挟持片(1)が透明な素材を用いているので、カニが左右の挟持片(1)間に入ったことを目で確認できる。又水抜け穴(3)が穿設してあるので、カニを挟み捕る時に発生する水圧や水の流れが前後左右に均等になり、カニは水の流れに乗って逃げ出すことは出来ない。さらに捕まったカニは甲を左右の挟持片(1)で挟まれ、カニの足は複数の突起体(4)の間隙に入り込み、逃げ出そうとしても力を出し切ることができず身動きができない。
また、リール誘導溝(13)を設けてあるため容易にリール(2)を着脱出来、右利きの人でも、左利きの人でも自分の使い易い向きにリール(2)をリール取り付け穴(12)に装着し直すことができる。

 

となっています。

 

構造的な工夫なので実用新案かなぁ?と思ったりもしますが、しっかりと特許権を取得しています。ちなみにこの「カニトレーナ」を発明した生田康英さんはカニ釣り名人として有名であり、かつ発明家でもあるようです。
 

 

今回紹介した特許以外にも、以下のような特許出願を行っています。
 

  • 特開2006-204270 回転こませ籠
  • 特開2000-053324 綱擦り抜け具
  • 特開平10-141597 カセットボンベの蓋
  • 特開平09-193980 ガスボンベ及びスプレー缶の残存ガス除去具
  • 特開平08-145423 換気扇の油分除去具

 

私も自分でポンッとアイデアが浮かぶことがあるので、今度特許出願をしてみようかなぁと思っています。