e-patent > コラム > 身近な特許・意匠 > 日本コカ・コーラ 一・茶花

作成 : 2008.03.30

 

お茶が大好きでよく飲みます。会社に入っている自動販売機がコカ・コーラ社のものなので、コカ・コーラのお茶をよく飲みます。

 

最近、新しく発売された

 

一・茶花

 

という製品があります。茶花のブランドによれば、
 

  • 日本においては、古来より島根県の「ぼてぼて茶」「花番茶」など一部の地域で、お茶の花は食用に使われてきました。しかしながら、その含有成分については十分な研究が進んでいませんでした。
  • 最近になり、茶花の国際研究会が発足するなど、注目を集めている素材です。

 

とのことで、最近「茶花」が注目を集めているようです。日本コカ・コーラのウェブサイトを見ると、この一・茶花は
 

日本コカ・コーラ株式会社とロート製薬株式会社との協働プロジェクトにより、お茶の花から抽出した日本初*1の新素材「茶花抽出物」を配合した本格的な健康緑茶です。本格緑茶の味わいを表現するために、茶葉組みにこだわり煎茶、ほうじ茶、碾茶*2を組み合わせることで、ほうじ香が香る清涼感ある緑茶の味わいが実現しました。本格的な味わいの健康緑茶として、ウェイトの気になる方にもおいしさを求める方にもお楽しみいただけます。

 

とのことで、ロート製薬との共同出願特許があるのではないか?と思ったのですが、こちらはありませんでした(まだ現時点で未公開なのかもしれません)。そこで*1の注意書きに着目してみました。
 

*1)(株)ハリマ漢方製薬の独自のノウハウによる茶花抽出物を使用した初めての飲料。

 

どうも、茶花抽出物を使用する飲料というのはハリマ漢方製薬という会社が技術を保有しているようです。このハリマ漢方製薬の特許は出願公開されているだろう、ということで調べてみたらありました。
 

【発明の名称】チャ花の含有成分とその用途
【出願番号】特願2005-39674
【出願日】平成17年2月16日
【公開番号】特開2006-70018
【公開日】平成18年3月16日
【出願人】日本薬用食品研究所, ハリマ漢方製薬
【要約】
【課題】 本発明は、チャ花の新規用途の開発を課題とする。
【解決手段】 本発明によれば、安全に使用できるチャ花抽出物、または該抽出物に含まれる本発明による化合物の少なくとも一つを有効成分とする中性脂肪吸収抑制、糖吸収抑制または胃粘膜保護用組成物ならびにその組成物を含む健康食品を提供する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の一般式(I):
【化1】Hajime_jp2006070018

[式中、R1およびR2は、それぞれ互いに独立して水素原子、アセチル基、2-メチルブチリル基またはアンゲロイル基を表し、R3は水素原子またはヒドロキシ基を表す]
で表されるサポニン化合物またはその塩。
【請求項2】
式(I)の化合物において、R1がアセチル基でありR2がアンゲロイル基であり、R3が水素原子である請求項1に記載のサポニン化合物またはその塩。
【請求項3】
式(I)の化合物において、R1およびR2が共にアンゲロイル基であり、R3がヒドロキシ基である請求項1に記載のサポニン化合物またはその塩。
【請求項4】
式(I)の化合物において、R1が2-メチルブチリル基でありR2がアンゲロイル基であり、R3がヒドロキシ基である請求項1に記載のサポニン化合物またはその塩。
【請求項5】
チャ花を水または含水低級アルコールで抽出して抽出液を得、この抽出液をさらに必要に応じて酢酸エチル/水およびn-ブタノール/水で分配処理して得られる有機溶媒可溶画分を含み、請求項1~4に記載の少なくとも一つの化合物を含むチャ花抽出物。
【請求項6】
チャ花がツバキ科植物であるチャの花部である請求項5に記載の抽出物。
【請求項7】
請求項1~4に記載の化合物の少なくとも一つまたは請求項5に記載の抽出物を有効成分として含む医薬用組成物。
【請求項8】
組成物が、中性脂肪吸収抑制用組成物である請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
組成物が、糖吸収抑制用組成物である請求項7に記載の組成物。
【請求項10】
組成物が、胃粘膜保護用組成物である請求項7に記載の組成物。
【請求項11】
請求項7~10のいずれか一つに記載の組成物が添加されてなる健康食品。

 

なるほど、茶花抽出物には
 

  • 中性脂肪吸収抑制
  • 糖吸収抑制
  • 胃粘膜保護

 

といった効果があるんですね。特定保健用食品(トクホ)に認定されていないから、黒烏龍茶のように大々的に広告宣伝ができないんですかね?

 

とりあえず、個人的には茶花抽出物には上記のような効果があることが分かったので、これからも愛飲していきたいと思います。