e-patent > コラム > ニュースな特許 > モッフル(Moffle)=モチ+ワッフル

モッフルって知っていますか?

 

※モッフル関連ウェブサイト

 

 

ワッフルと似ているのですが、実はお餅。モチのワッフル版ということで、モッフル(Moffle)と名づけられたそうです。

 

私はモッフルのことを、今日の噂の東京マガジン中吊り大賞・今週のアングルで知りました。この時にインタビューを受けていたのが三栄コーポレーションという会社の方。

 

これだけブームになっているのであれば、特許や商標もしっかりと取得しているだろう思って早速調べてみました。

 

まずは三栄コーポレーションのウェブサイトをチェック。

 

すると「ブランド商品事業」にMoffleがあり

 

 

『モッフル』は株式会社三栄コーポレーションの登録商標です。『モッフル』の商標を使用して食品等の販売を行う場合は、当社の使用許諾が必要です。

 

と書かれています。そこでまずは特許電子図書館の商標・称呼検索を使ってモッフルの商標を検索してみたところ、以下の2つの商標が見つかりました。

 

Moffle_5079861  【登録番号】 第5079861号
【登録日】 平成19年(2007)9月28日
【出願番号】 商願2006-58380
【出願日】 平成18年(2006)6月12日
【商標(検索用)】 モッフル
【称呼】 モッフル
【権利者】株式会社三栄コーポレーション

 

Moffle_5079862  【登録番号】 第5079862号
【登録日】 平成19年(2007)9月28日
【出願番号】 商願2006-58381
【出願日】 平成18年(2006)6月12日
【商標(検索用)】 Moffle
【称呼】 モッフル
【権利者】株式会社三栄コーポレーション

 

三栄コーポレーションのウェブサイトに掲載されている商標は5079862の方ですね。

 

商標はしっかりと取得していたので、次にモッフルメーカーについて特許権を取得しているかどうか調べてみました(以下の写真はモッフルメーカー。蓋の部分にモッフルの商標が描かれています)。

 

Moffle(モッフル) モッフルメーカー 【新しい“ニッポン食 Moffle(モッフル) モッフルメーカー 【新しい“ニッポン食” モチ+ワッフル=モッフル! 】 ミルクホワイト 1枚焼き

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特許電子図書館・公報テキスト検索で

 

  • 公報種別:公開特許公報, 特許公報, 公開実用新案公報, 実用新案公報
  • 出願人/権利者:三栄コーポレーション

 

で調べたところ25件がヒットしました。以下が公報番号・発明の名称リストです。

 

  1. 特開2005-278922 間欠回転式炒め機及び間欠回転式炒め機を用いた調理方法
  2. 特開2004-192046 ワイヤレスマウス
  3. 特開平07-241238 茹で機
  4. 特開平07-155257 茹で、揚げ機
  5. 特開平07-067772 ゆで麺機
  6. 特開平07-067550 ゆで、揚げ方法及びゆで、揚げ機
  7. 特許3623808 電動調理装置の駆動機構
  8. 特許2936246 茹で、揚げ機
  9. 特許2897102 茹で機
  10. 実登3116497 トロリーバック
  11. 実登3100492 保温シート
  12. 実登3099582 キャスター
  13. 実登3072882 組立式パソコン格納用ラック
  14. 実登3069240 コ―ヒ―ミル
  15. 実登3067242 家具部材の締結装置
  16. 実登3059618 餅焼き器
  17. 実登3055261 食品粉砕装置
  18. 実登3050139 猫の爪研き具
  19. 実登3050022 ペットマット
  20. 実登3039256 和式ウッドスプリングベッド
  21. 実登3031553 組み立て工具不要の棚
  22. 実登3022144 椅 子
  23. 実登3014200 携帯式折り畳み式椅子
  24. 実登2528712 ファン装置の回転羽根
  25. 実公平07-051163 空気清浄装置

 

16件目にありました。その名も「餅焼き器」。特許ではなく実用新案で保護しているんですね。

 

内容を見てみると、【要約】の【課題】に「餅をワッフル(洋菓子)と同様な形に焼き上げる」と明記してあります。実用新案の出願が1998年、商標の出願は2006年なので、実用新案を出願した際は「モッフル」というようなネーミングはまだ考えていなかったのかもしれませんね。

 

【公報種別】登録実用新案公報(U)
【考案の名称】餅焼き器
【出願番号】実願平10-9629
【出願日】平成10年(1998)12月4日
【登録番号】第3059618号
【登録日】平成11年(1999)3月24日
【発行日】平成11年(1999)7月13日
【実用新案権者】三栄コーポレーション

【要約】
【課題】餅をワッフル(洋菓子)と同様な形に焼き上げることができ、菓子感覚で食することができる餅焼き器を提供することにある。
【解決手段】下部ケース4と、この下部ケースに対してヒンジ機構2を介して開閉可能に枢支された上部ケース5と、前記下部ケース及び上部ケースのそれぞれ内部に設けられた電気ヒータ内蔵のヒーティングプレート6,7とからなり、前記両ヒーティングプレートは、周壁によって囲まれる上下に互いに対向する凹陥部10と、この凹陥部に底部に設けられた上下に互いに対向する複数個の凸部12を有し、前記凸部の周囲には溝13が形成されていることを特徴とする餅焼き器にある。

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 下部ケースと、この下部ケースに対してヒンジ機構を介して開閉可能に枢支された上部ケースと、前記下部ケース及び上部ケースのそれぞれ内部に設けられた電気ヒータ内蔵のヒーティングプレートとからなり、前記両ヒーティングプレートは、周壁によって囲まれる上下に互いに対向する凹陥部と、この凹陥部に底部に設けられた上下に互いに対向する複数個の凸部を有し、前記凸部の周囲には溝が形成されていることを特徴とする餅焼き器。
【請求項2】 前記両ヒーティングプレートは、フッ素樹脂コーティングされたダイキャストによって形成されていることを特徴とする請求項1記載の餅焼き器。
【請求項3】 前記両ヒーティングプレートは、周壁形状及び凸部形状が異なる複数種類からなり、下部ケース及び上部ケースに対して着脱交換可能であることを特徴とする請求項1記載の餅焼き器。
【請求項4】 前記ヒーティングプレートを含む上部ケースの重量は、下部ケースのヒーティングプレートに載置された餅の焼き進行に伴って徐々に下降し、焼き上がって軟化した餅がヒーティングプレートの凸部相互間の溝に押し込まれて餅に凸部形状に倣って凹部が形成される重さであることを特徴とする請求項1記載の餅焼き器。

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Moffle_30596183