e-patent > コラム > ニュースな特許 > トヨタを訴えたアントノフ・オートモーティブ・テクノロジーズの特許

昨日、オランダに本拠を置くアントノフ・オートモーティブ・テクノロジーズがトヨタを訴えたとのニュースが流れました。今回のニュースな特許では、このアントノフ・オートモーティブ・テクノロジーズの特許を紹介します。

 

【ニュースURL】

http://www.asahi.com/business/update/0920/070.html
http://news.goo.ne.jp/news/reuters/keizai/20050920/JAPAN-188093.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050920-00000093-reu-bus_all

 

 

【アントノフ・オートモーティブ・テクノロジーズのWebサイト】
Antonov PLC

 

ニュースを読むと、トヨタのハイブリッド車プリウスが、アントノフ・オートモーティブ・テクノロジーズが保有しているハイブリッド関連特許を侵害しているとのことです。

 

日本のニュースサイトでは、どの特許が侵害しているか、その特許番号について触れていませんが、海外のニュースサイトを探したところ、特許番号が出ていました。

 

【ニュースURL-海外ニュースサイト-】
http://uk.biz.yahoo.com/050919/290/fsfpt.html
http://www.primezone.com/newsroom/news.html?d=86256
http://www.huginonline.com/plsql/try/pressreleases.queryview?P_IDENTIFIER=1012349&p_la=5&p_web=5

 

 

特許番号はEP0414782と特定できました。

 

■EP0414782
antonov20050921

【発明の名称】
GEAR BOX WITH CONTINUOUSLY VARIABLE GEAR
【発明者】
ANTONOV ROUMEN
【出願日】
1989年5月12日
【要約】
A differential pinion shaft is coupled to the input shaft. A crown is coupled to the output shaft. The mechanical resistance of a compensated sub-assembly, multiplied by a gear, is transmitted to a planet wheel. The speed of rotation of the planet stabilizes and, as a result, the transmission ratio between the input shaft and the output shaft stabilizes when the two forces acting on the periphery of the pinion are equal, although they then correspond to a torque much larger on the output shaft than on the planet wheel, the couple on the planet wheel being greater than that on the shaft of the compensator sub-assembly. The sub-assembly comprises an inertial load and a consuming load the joint behavior of which, depending on the speed of rotation and on the acceleration, resembles, on a smaller scale, that of the vehicle.

 

なお、このEP特許のパテントファミリーを調べてみると、日本にも出願されていて登録になっていました。

 

■特許第2894760号 (特表平03-505316)

【発明の名称】
歯車装置による連続変速型変速装置
【特許権者】
アントーノフ オートモーティブ テクノロジーズ ベスローテン フェンノートシャップ
【発明者】
アントノフ,ルーメン
【出願日】
1989年5月12日
【優先日】
1988年5月12日
【請求項1】
入力軸(1)と出力軸(14)とを相互連結する歯車列(7,8,11;7a,7b,8a,8b,11a;7c,7d;34,36)を含み、該出力軸(14)は、車両の駆動輪と連結することができ、該歯車列には、出力軸(14)の速度とは通常異なる速度で回転する平衡化サブアセンブリ(16)と該出力軸(14)との間に力を分配するために取着される少なくとも1つの歯車が含まれ、平衡化サブアセンブリ(16)から有効エネルギーを取り出すために、前記少なくとも1つの歯車以外の手段(18;27,28,29;44)が設けられ、平衡化サブアセンブリによって前記少なくとも1つの歯車に伝達される機械的な抵抗負荷は、速度及び加速度の関数として増加することを特徴とする、特に車両における駆動輪と出力源との間の変速比を負荷及び速度の条件に応じて変えるための自動変速装置。

 

EP特許の要約や図面、日本の登録特許の請求項1をパッと見た感じでは、ハイブリッドという感じはしないのですが・・・

 

ハイブリッド自動車ではトヨタ、ホンダが研究開発をリードしているので、今後の訴訟の展開に注目ですね。