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ムーアマイクロプロセッサー特許(TM)ポートフォリオ。

 

 

略してMMPポートフォリオ(Moore Microprocessor Patent Portfolio)。

 

 

私の専門は機械工学なので、マイクロプロセッサーについては知識がないのですが、このMMPポートフォリオについては前々からニュースで見かけており、気になっていました。一度、どんなものなのかを調べてみようと思っていました。

 

 

今回、MMPポートフォリオがどのようなもので、どのような特許がMMPポートフォリオに含まれているのかを調べてみました。

 

 

まずMMPポートフォリオとはどのようなものか調べるために、MMPポートフォリオを管理しているアメリカの知的財産管理会社TPL (Technology Properties Limited) Groupのサイトに行ってみました。

 

 

Productのサイトに行くと、

 

 

Microprocessor Technology Portfolios
・SEAforth(TM) Multicore Processors
・Moore Microprocessor Patent(TM) (MMP) Portfolio

 

 

となっておりMMPポートフォリオについて紹介があります。このリンクをクリックすると、Alliacenseという会社のサイトに移動します。このAlliacenseTPL Groupの子会社でMMPポートフォリオの販売を担当しています。

 

 

Alliacenseのサイトには日本語サイトもあります。その中でMMPポートフォリオの概要およびMMPポートフォリオ技術の背景にを見ると、MMPポートフォリオが

 

 

TPLグループとチャールズ「チャック」ムーア氏との関係は、Forthソフトウエア言語を発明したこの著名な発明家が、マイクロプロセッサーのアーキテクチャーを向上させるために斬新的技術開発に活発に取り組んでいた1988年に遡ります。

 

 

TPLグループはムーア氏のShBoomマイクロプロセッサーの市場化を担いました。MMPポートフォリオはTPLグループのポートフォリオ開発戦略に従って開発・保護されました。

ということで、チャールズ・ムーアという著名な発明者により発明された特許であるということ、およびMMPポートフォリオの内容はマイクロプロセッサーのアーキテクチャー(基本設計)に関するものであると分かります。また、

 

 

MMPポートフォリオには以下の複数米国特許とその欧州および日本の対応特許が含まれています。

2015年末まで保護されているこれらの特許は、マイクロプロセッサー、デジタル信号プロセッサー(DSPs)、内蔵プロセッサーの設計、かつシステム・オン・チップ(SoC)の実装に使用されています。同ポートフォリオの中で最も広く認識されているものに以下の三特許があります。

米国特許‘336:CPUとI/O個別のクロッキング

米国特許‘584:マルチ・インストラクション・フェッチ

米国特許‘148:オン・チップ・オシレーターと内蔵メモリー

 

 

ということで、米国特許3件が挙げられています。この3件以外にもMMPポートフォリオ関連特許はあるようですが、この3件が最も有名なようです。

 

 

次回はMMPポートフォリオに包含される特許の抽出・リスト化と、パテントファミリーについて紹介します。

 

2007.12.09