e-patent > コラム > 身近な特許・意匠 > 伊藤園の緑茶関連特許

作成 : 2006.01.22

 

ペットボトル緑茶と言えば伊藤園

 

 

伊藤園の会社概要を見ると、

 

 

・・・1985年には技術的に不可能とさえ言われた「缶入り緑茶」の製品化にも成功し、現在、世界の三大茶(緑茶、ウーロン茶、紅茶)はもとより、野菜・果実飲料、コーヒー飲料など豊富な製品ラインアップを持つ総合飲料メーカーとして、創業以来連続増収を続けております。

 

 

とあります。以前にヘルシア緑茶関連の特許を紹介しましたが、今回は伊藤園の緑茶関連特許について調べてみました。

 

 

まず特許電子図書館の公報テキスト検索

 

 

  • 公報種別:特許公報 (公告、特許)
  • 出願人/権利者:伊藤園

 

 

で検索すると、73件がヒットします(2006年1月16日現在)。一覧表示で発明の名称を見てみます。何件か”緑茶飲料の製造方法”というタイトルが散見されますので、緑茶関係の公報を何件か見てIPC(国際特許分類)をチェックします。すると、

 

 

  • A23 食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理
  • A23F コ-ヒ-;茶:それらの代用品;それらの製造,調整または煎出
  • A23F 3/00 茶;茶の代用品;それらの調製品

 

 

A23F3/00がお茶関係のIPCであることが分かります。そうしましたら再び公報テキスト検索の検索画面に戻って、

 

 

  • 公報種別:特許公報 (公告、特許)
  • 出願人/権利者:伊藤園
  • IPC:A23F3/?

 

 

と検索します。このIPCの入力の仕方はA23F3/00の下位分類全てを検索します、という意味です。上記の条件で検索すると19件がヒットしました。ここでは19件のタイトルと簡単な内容について紹介します。

 

 

特許3727316 
低カフェイン天然植物エキスの製造方法
【発明の属する技術分野】
本発明は、天然植物の抽出成分からカフェインを選択的に低減して天然植物エキスを得る低カフェイン天然植物エキスの製造方法、特に茶を抽出して得られる低カフェイン茶エキスの製造方法に関する。

特許3704140 
ウーロン茶飲料及びその製造方法
【技術分野】
本発明は、缶、紙パック、プラスチックボトルなどの容器に詰めて上市するウーロン茶飲料(ドリンク)及びその製造方法に関する。特に高級ウーロン茶特有の花香を強く引き出すウーロン茶飲料及びその製造方法に関する。

特許3694301 
茶搾汁液の製造方法
【発明の属する技術分野】
本発明は、茶飲料や各種添加剤などの製造に用いる茶搾汁液の製造方法に関し、詳しくは特に滋味に優れた茶搾汁液を得るための製造方法に関する。

特許3668408 
緑茶飲料の製造方法
【発明が属する技術分野】
本発明は、香味に優れ、色調も損なわれず、しかも長期保存しても不快な沈澱物を生じることがない緑茶飲料、特に透明容器詰用飲料として最適な緑茶飲料の製造方法に関する。

特許3626462 
茶飲料の製造方法
【発明の属する技術分野】
本発明は、長期保存してもオリを発生しない透明容器詰め飲料として好適な茶飲料の製造方法、特に二次オリの発生を予測して二次オリの発生を未然に阻止することができる茶飲料の製造方法に関する。

特許3624170 
嚥下障害者用緑茶パウダーおよびその製造方法
【発明の属する技術分野】
本発明は、嚥下障害者用緑茶を調製するための原料となる嚥下障害者用緑茶パウダー、およびその製造方法に関する。また本発明は、前記嚥下障害者用緑茶パウダーを用いた嚥下障害者用緑茶の製造方法、およびその方法により製造される嚥下障害者用緑茶に関する。

特許3605601 
甘い花香を有するγ-アミノ酪酸高含有物の製造方法、および該方法により得られる、甘い花香を有するγ-アミノ酪酸高含有物
【発明の属する技術分野】
本発明は、茶抽出液に乳酸菌を作用させることにより、甘い花香を有するγ-アミノ酪酸高含有物を製造する方法、および該方法により得られる、甘い花香を有するγ-アミノ酪酸高含有物に関する。本発明の甘い花香を有するγ-アミノ酪酸高含有物は、それ自体で、機能性(即ち、甘い香りおよび高いγ-アミノ酪酸の含有量)を有する茶飲料もしくは香料を製造したり、茶飲料に添加して該機能性を付与したりすることができる。また、本発明の甘い花香を有するγ-アミノ酪酸高含有物は、茶飲料以外の任意の製品に添加し、該機能性を付与することもできる。

特許3583411 
ストリクチニン含有茶飲料の製造方法及びその保管方法
【発明の属する技術分野】
本発明は、ストリクチニンをより高い濃度で含有せしめ得る茶飲料の製造方法、並びに、茶飲料のストリクチニン濃度を維持せしめるための保管方法に関する。

特許3569180 
茶の苦渋味低減方法
【発明の属する技術分野】
本発明は、製茶直後のコク味を低減させることなく、それでいて苦味と渋味の両方を低減する茶の苦渋味低減方法に関する。

特許3395116 
茶飲料の製造方法
【産業上の利用分野】本発明は、中性飲料である茶飲料の製造方法に関するものであって、特に食品衛生法で決められた過酷な加熱殺菌条件(120°C、4分間)以下の温度領域で茶抽出液を殺菌し、風味等の品質を長期保存できるようにした茶飲料の製造方法に関する。

特許3315304 
長期保存に適した茶飲料の製造方法
【産業上の利用分野】本発明は、長期間保存しても混濁や沈殿(澱)を生じることなく、しかも旨みは保持し得る茶飲料の製造方法に関する。

特許3284158 
冬虫夏草茶及びその製造法
【産業上の利用分野】本発明は、嗜好食品、健康食品或は美容食品として供される新規な茶に関する。より詳細には茶原料に冬虫夏草菌を接種し、醗酵せしめてなる新規な冬虫夏草茶に関する。

特許3164249 
茶飲料の殺菌処理方法
【産業上の利用分野】本発明は、茶の抽出液に含まれる細菌・細菌胞子等の微生物類を、抽出液の品質を損なうことなく殺菌処理する方法に関し、特に加温加圧方法を用いた茶飲料の殺菌処理方法に関する。

特許3152416 
茶の製造方法
【発明の属する技術分野】本発明は、長期間保存しても混濁や沈澱を生じることがなく、香味に優れており、特に透明容器詰めに好適な茶の製造方法に関する。

特許3152415 
製茶方法
【発明の属する技術分野】本発明は、香味に優れた緑茶の製造方法、即ち製茶方法に関する。

特許3082920 
運動用飲料の製造方法
(産業上の利用分野)
本発明はカフェインを含有する運動用飲料に関する。

特許2566801 
緑茶飲料のレトルト臭除去方法
〔産業上の利用分野〕
本発明は、緑茶飲料を缶詰として製造する際に加熱殺菌処理によって生ずる不快臭所謂レトルト臭を除去する方法に関する。

特許2562332 
水出し茶の製造方法
(産業上の利用分野)
本発明は、香り、風味、色調が良好な茶を比較的短時間で抽出することができる水出し茶の製造方法に関し、特に、ウーロン茶遥として最適な水出し茶の製造方法に関する。

特公平07-097965 
緑茶飲料の製造方法
【産業上の利用分野】本発明は、緑茶(不発酵茶を指称する)を原料として、濁りやオリ(沈殿)の発生しない長期保存性を有する清澄な緑茶飲料を得るための製造方法に関する。

 

 

 

オリ・沈殿を発生しないようにする特許が多く出されているようです。やはり緑茶飲料特有の課題がオリ・沈殿物にあったということが分かりますね。

 

 

 

ここまで伊藤園のお~いお茶関係の特許を紹介してきたわけですが・・・個人的には伊藤園のお~いお茶よりもサントリーの伊右衛門の方が好きなんです・・・

 

2006.01.22