作成 : 2005.04.06

 

身近な特許シリーズ第3弾は花王のヘルシア緑茶です。

 

 

高濃度茶カテキンで有名なヘルシア緑茶ですが、日本特許庁の電子図書館で

 

 

■公報テキスト検索
【公報種別】 特許公報 (公告、特許)
【請求の範囲】 カテキン
【出願人・権利者】 花王

 

 

で検索したところ、33件がヒットしました。この中で【発明の名称】にカテキンが含まれていた公報を紹介します。

 

 

【特許番号】特許第3590028号
【登録日】2004.8.27
【発明の名称】カテキン 高濃度含有半発酵茶又は発酵茶飲料
【国際特許分類第7版】
A23F 3/16
A23L 2/52
【FI】
A23F 3/16
A23L 2/00 F
【出願番号】特願2002-20415
【出願日】2002.1.29
【公開番号】特開2003-219800
【公開日】2003.8.5
早期審査対象出願】
【特許権者】花王株式会社
【請求項1】
次の成分(A)及び(B):
(A)緑茶葉を-5~9℃の水で抽出した後の抽出残渣を50~100℃の温水で抽出して得られるポリフェノール溶液、
(B)半発酵茶抽出液又は発酵茶抽出液、
を配合してなる、非重合体カテキン類を0.092~0.5重量%含有する容器詰飲料。
【請求項2】
非重合体カテキン類の45~65重量%がカテキン 類の没食子酸エステルである請求項1記載の容器詰飲料。
【請求項3】
半発酵茶抽出液又は発酵茶抽出液が烏龍茶又は紅茶である請求項1又は2記載の容器詰飲料。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカテキン 類を高濃度に含有し、風味の良好な半発酵茶又は発酵茶系飲料に関する。
【0002】
【従来の技術】
お茶に含まれるカテキン 類は、コレステロール上昇抑制作用(特許第1620943号)やαアミラーゼ活性阻害作用(特許第3018013号)等を有することが知られている。お茶を飲むことにより、このようなカテキン 類の生理効果を得るためには、成人で一日あたり4~5杯のお茶を飲むことが必要(食品工業、35(14)、26-30、1992)である。そこで、より簡便にカテキン 類を大量に摂取できる、カテキン 高濃度含有飲料の開発が望まれていた。
【0003】
カテキン 類を高濃度に配合するには、カテキン 類を多量に含む緑茶葉の抽出液を用いる方法がある。緑茶葉からのカテキン 類の抽出液は、さらに濃縮して用いる手段が提案されている。茶抽出液の濃縮物は、例えば茶葉を熱水もしくは水溶性有機溶媒により抽出された抽出液を濃縮したものであって、例えば特開昭59-219384号、特開平4-20589号、特開平5-260907号、特開平5-306279号などに記載されている方法で調製できる。市販品としては東京テクノフーズ(株)「ポリフェノン」、伊藤園(株)「テアフラン」、太陽化学(株)「サンフェノン」等が挙げられる。これらの茶抽出液の濃縮物は大別して二種類あり、ひとつは茶抽出液をそのまま濃縮あるいは濃縮噴霧乾燥したものであり、固形分中の組成は緑茶葉抽出液に類似している。他方はこれらの抽出液の濃縮物に溶剤抽出あるいは吸着剤等を用いて精製したものであり、組成的にはカテキン 類とその縮合物、重合物が中心となっていると推定される。
【0004】
これらの抽出液の濃縮物を用いて飲料のカテキン 類含有量を増加させるにはいくつかの問題がある。ひとつは精製していない茶類抽出液の濃縮物を用いる場合、飲料を殺菌する際、抽出液の濃縮物に由来する本来の香りの消失と“異臭”の発生があることである。さらには緑茶以外の飲料においてカテキン 類含量を増加しようとすると、“緑茶の風味”が同時にもたらされ、飲料の呈味に違和感を与えることである。カテキン 類を簡便に、多量に摂取しようとする場合、飲料の種類が限定されることは好ましいことではない。これらの問題を回避するには、先に挙げた精製されたカテキン 類を使用する方法がある。しかしながら、一般にこれらの精製物は高価であり、カテキン 類を多量に摂取できる飲料を安価に得られないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、カテキン 類を高濃度に含量させても、本来の飲料由来の風味を損うことなく、緑茶抽出物に由来する殺菌に伴う本来の香りを消失せず異臭のない飲料を提供することにある。

 

 

最近ヘルシア烏龍茶が発売されましたが、請求項3でしっかりと烏龍茶をクレームしているところがニクイですね。

 

 

もっとしっかりと検索をしなければいけませんが、とりあえずヘルシア緑茶・ヘルシア烏龍茶はしっかりと特許権で保護されている事が分かります。

 

 

※参考情報-IPCについて-
この特許公報に付与されているIPCは、
A23F 3/16 ・茶の抽出;茶抽出物;茶抽出物の処理;インスタント茶の製造
A23L 2/52 ・成分を添加するもの
でした

 

2005.04.06