ウォッチング・SDI

2008-06-15 : 作成

ウォッチング・SDI (Patent Watching / SDI) とは、ある特定の条件(特許分類・キーワード・出願人・発明者・権利状況など)でヒットする特許を定期的に回覧・配信してチェックする調査です。

SDIはSelected Dissemination Informationの略で、選択的(Selected)・配信(Dissemination)・情報(Information)で、選択的に情報を配信することを意味します。つまり上記の説明のとおり、ある特定条件で選択した情報を配信することがSDIとなります。

ウォッチング・SDIは大きく以下の3種類に分かれます。

  • 技術ウォッチング・SDI
  • 企業状況ウォッチング・SDI
  • 権利状況ウォッチング・SDI

自社が研究開発しているテーマに関連する情報を定期的に収集したいのであれば、技術ウォッチング・SDIを実施します。また、競合企業の動きやある業界のキーパーソンの動きが気になるのであれば、出願人名や発明者名を検索キーとしてウォッチング・SDIを実施します。

最後の権利状況ウォッチングは、競合他社の気になる特許の審査状況や権利状況プロセスを逐一確認していくウォッチングです。このウォッチングでは対象となる特許番号(出願番号・公開番号など)を入力して、審査の過程で何らかのアクションが起こった時点でアラートが生成されるのが一般的です。